展覧会

丸沼芸術の森所蔵
アンドリュー・ワイエス展 ―追憶のオルソン・ハウス

会場:アサヒグループ大山崎山荘美術館 会期:9/14(土)〜12/8(日)

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ワイエスが見つめたオルソン・ハウスを追体験する

《オルソンの家》画像

《オルソンの家》 1969年 [通期] 丸沼芸術の森蔵
 © 2024 Wyeth Foundation for American Art / ARS, New York / JASPAR, Tokyo E5641

アサヒグループ大山崎山荘美術館では、9月14日(土)から12月8日(日)を2期に分けて、企画展「丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展 ―追憶のオルソン・ハウス」が開催される。

アンドリュー・ワイエス(1917〜2009)は、アメリカの国民的画家として知られている。ニューヨーク西方のペンシルベニア州に生まれ、生涯の多くの時間を故郷と、アメリカ最北東部のメイン州で過ごし、それらの風景とそこに生きる人々を描いた。数ある作品の中でも《クリスティーナの世界》(1948年)は、20世紀のアメリカ美術を代表する傑作として高く評価されている。

1939年、ワイエスは自身の別荘があるメイン州でクリスティーナ・オルソンと弟アルヴァロに出会う。二人と、彼らの住む築約150年の古い屋敷にひかれ、画家は30年にわたり同家を訪れて交流を持った。そして、この「オルソン・ハウス」を舞台に《クリスティーナの世界》をはじめとする数々の名作が描かれたのである。

この展覧会は、埼玉県朝霞市にある丸沼芸術の森が所蔵する、《クリスティーナの世界》習作を含むアンドリュー・ワイエスの貴重な水彩・素描コレクション約60点によって、彼が見つめ続けたオルソン・ハウスと、そこにまつわる記憶をたどることができる貴重な機会となるだろう。

美術館本館と池の画像

美術館本館と睡蓮の花が咲く池

アートだけではない、美術館の見どころ

京都府と大阪府との境界近くに立つ、アサヒグループ大山崎山荘美術館。関西の実業家であった加賀正太郎が大正から昭和初期にかけて建てた「大山崎山荘」を創建当時の姿に修復し、安藤忠雄設計の新館「地中の宝石箱」などを加えて、1996年(平成8)年4月に開館した。
朝日麦酒株式会社(現アサヒグループホールディングス株式会社)初代社長の山本爲三郎があつく支援した民藝運動ゆかりの作品群、印象派を代表する画家クロード・モネの《睡蓮》連作や《日本風太鼓橋》といった絵画などが、この美術館の主要なコレクションである。
長い時間をかけて完成された山荘は、緑濃い山麓の自然と調和し、四季折々の美しさで訪れる人を魅了してきた。大正から昭和初期の洋風山荘建築としての文化的価値も高く、2004(平成16)年には、美術館本館をはじめとする建造物が国の文化財登録を受けている。

紅葉に染まる秋の庭園

広い庭園では紅葉などの自然美が堪能できる

美しい美術作品や重厚な建物に並ぶアサヒグループ大山崎山荘美術館の見どころの一つが、数多くの植物が配され、四季折々に来場者の眼を楽しませてくれる約5500坪の庭園。この展覧会の会期中に訪れる晩秋には、燃えるようなカエデの赤色と、イチョウの黄色のハーモニーが庭園を埋め尽くす。ぜひこの庭園を散策し、豊かな時間を過ごしてほしい。

カフェ企画:特製スイーツ

会期中、アサヒグループ大山崎山荘美術館の喫茶室では、展覧会イメージに合わせた特製オリジナルスイーツ(「The Olsons’ Blueberries ~クリスティーナのおもてなし~」「Wyeth's Hometown Apples ~ワイエスのお気に入り~」)が提供される。
提供期間:展覧会会期中
協力:リーガロイヤルホテル京都
料金:スイーツ単品 各900円(スイーツ・ドリンクセットは100円引き ※ドリンクは喫茶室メニューの中から選択)
その他に「VODKA Time ~ワイエスのウォッカタイム~(オリジナルカクテル 900円)も本展会期中のみ提供

[information]
丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展 ―追憶のオルソン・ハウス
・会期 9月14日(土)〜12月8日(日)
※前期9月14日(土)〜10月27日(日)、後期10月29日(火)〜12月8日(日)で作品の入れ替えあり
・会場 アサヒグループ大山崎山荘美術館
・住所 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
・時間 10:00〜17:00(最終入館16:30)
・休館日 月曜日(ただし、9月16日・23日、10月14日、11月4日の祝日・休日、および11月18日・25日、12月2日は開館)、祝日・休日の翌火曜日
・入館料 一般1,300円、高大生500円、中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方は300円
・TEL 075-957-3123(総合案内)
・URL https://www.asahigroup-oyamazaki.com

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