会場:グランフロント大阪 ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター | 会期:9/16(土)、9/17(日) [VIP PREVIEW] 9/15(金) |
UNKNOWN ASIAは、日本とアジア各国からアーティストが大阪に集う国際色豊かなアートフェアだ。
2015年にアーティスト主体のアートフェアとして始動し、2021年にはオンラインと実会場のハイブリッドで開催。2022年に3日間で延べ10,118名が来場したことからも、西日本最大級のアートフェアとして認知が高まっていると言えるだろう。
9月15日(金)から17日(日)まで、今年もグランフロント大阪ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンターで開催される。
このアートフェアの特徴のひとつとして、アーティスト、ギャラリー、コレクター、企業、ファンなどの間に多様なマッチングの機会を提供し、アーティストの持続的な活動をサポートすることが挙げられる。
各国から招聘された総勢200名以上の審査員とレビュアーには、ギャラリストをはじめ、アートイベントや美術教育など多方面に携わるクリエイティブのプレイヤーが名を連ねており、プレビューではそれぞれの視点で審査がおこなわれる。また、来場するコレクターやアートファンなどに作品の魅力をダイレクトに伝えることで、毎年多くの作品がコレクションされているという。
これまでに多くのアーティストが、UNKNOWN ASIAを機に国内外のギャラリーでの展覧会やアートフェアに活躍の場を広げ、飛躍を遂げている。
また、2021年からギャラリーズが設けられるなど、年毎にブラッシュアップされている。ここからは、今回が初出展となるREIJINSHA GALLERYと、その出展作家を紹介しよう。
REIJINSHA GALLERY
──アーティストと鑑賞者の架け橋を担う
REIJINSHA GALLERYは、2012年1月に企画画廊として銀座6丁目で産声をあげた。その後、2度の移転を経て現在は日本橋本町、江戸通り沿いに展示スペースを構え、主に若手アーティストの企画展を開催している。
設立以来、ジャンルの垣根を越えた俯瞰的視野で企画を打ちだすことを標榜していますが、取り扱うアーティストとの対話を重視し、難解なアートでも人々に翻訳して紹介できるギャラリーを目指しています。アートを愛する人たちにとって、ギャラリーは創り手の思考や感性に最も近く触れることのできる場所。常にアーティストと鑑賞者の架け橋であり続けたいと思います。
(UNKNOWN ASIA 2023 ホームページ ギャラリープロフィールより)
今回のUNKNOWN ASIAでは、ギャラリーの取り扱い作家の中からピックアップされた3名の作品を出展。いずれも、近年同ギャラリーの個展やグループ展で人気を博した注目の作家だ。
【出展作家】
Karin Hosono
2002年神奈川県相模原市生まれ、多摩美術大学絵画学科油画専攻在学中。
動物全般が苦手だった幼少時に、優しくて毛並みも美しく身体の大きなメインクーンに心を奪われて以来、猛スピードで猫に熱中する。「猫を描きたい!」という衝動で図鑑に載っていた猫を描いてから10年、今日まで猫を描き続けている。「猫のおかげで美術に出会えた」と自負するほどの猫作品界のニュー・ウェーブ。
近年は縞模様の猫を描くことが多く、彼らの身体の動きと一緒に流動的に動くシマシマに魅了されている。こだわりのヌルッとしたフォルムは油絵具との相性がよく、キャンバス上の猫を撫でたり、話しかけたりと愛情を注ぎながら制作している。
LIM KEH SOON(リム ケースン)
1980年マレーシアのセランゴール州生まれ。現在は東京都にて制作。
生まれ育ったマレーシアで日本文化の影響を受けながら画家活動を続け、2017年からは日本に移り住む。マレーシアから見た日本、日本の中から見た日本、両国の国土や文化、習慣の違いや歴史的な繋がりを、ユーモラスかつコミカルなタッチのキャラクターに作家自身の心情を乗せて絵画作品に昇華している。近作では動物の擬人化も多く、よりキャラクター性が高まっている。
よこみちしいな
1992年青森県生まれ、東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業、現在は宮城県で制作。
見栄、虚勢、忖度のない正直でまっすぐな子供のような心を「かいじゅう」と呼び、このかいじゅうは、時として大人になって身につけた常識や理性をも吹き飛ばすような自由奔放さで暴れだす。我々が理性で抑えている欲望や叫びたくなる葛藤を、心の中のかいじゅうが解決してくれる。メインキャラクター「かいじゅうちゃん」と、その相棒「ねずみのアーチ—」が織り成す物語が、誰の心の中にもある「かいじゅう」と共鳴して、観た人に元気を与える作品を目指す。
REIJINSHA GALLERYの展覧会会期は通常2週間。店舗は東京・日本橋のみであるため、会期内だけではアピールしきれない作品の魅力をより多くの人に伝えようと、東急プラザ銀座4Fアートギャラリーでの展示など、ギャラリー以外の発表の場の拡大に注力しているという。
土地柄や環境によって、観る人が変われば作品の評価も様々。「個展であれ、グループ展であれ、作家が心血を注いだ作品の二次的、三次的な発表の場をつくり、その努力に応えられるギャラリーでありたい」そんな思いが今回のUNKNOWN ASIA出展にも込められているようだ。
■開催概要
名称 紀陽銀行 presents UNKNOWN ASIA 2023
日程 2023年9月16日(土)10:00〜20:00、17日(日)10:00〜17:00
VIP PREVIEW 2023年9月15日(金)15:00〜20:30(関係者、招待者のみ)
会場 グランフロント大阪 ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター
住所 大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館 B2F
入場料 一般入場券【当日券】 2,000円
※高校生以下入場無料、小学生以下は保護者同伴が条件となります。
※9月16日(土)または17日(日)のどちらか1日ご入場いただけます。
※一般来場者が選ぶ「オーディエンス賞」の投票権が附帯します。
前売り券 1,200円(税込)
※販売期間:2023年8月1日 (火)12:00 - 2023年9月14日(木) 18:00
※イープラスの電子チケットとなります。
購入サイト https://eplus.jp/sf/word/0000075081
主催 802メディアワークス、UNKNOWN ASIA 実行委員会
URL https://unknownasia.net