500年以上も前に、絵画における先進性や革新性、独自性を追求した画聖・雪舟。その遺志を受け継ぎ、優れた日本の書画を世界に広めるため、1993年に誕生した公募団体が、雪舟国際美術協会だ。
同協会は、12月13日から六本木の国立新美術館で「第30回記念雪舟国際美術協会展」を開催する。
1994年に第1回展がおこなわれたこの展覧会は、書画芸術の全国公募展。日本画・水墨画・書の3ジャンルの作品、総数274点を11日間にわたり展観する。
同協会は、将来の日本の芸術を担うであろう美術系大学の学生たちの活動も支援しており、今回は、桜美林大学から7名、日本大学芸術学部から5名の学生も作品を出展。また、国宝の『四季山水図(山水長巻)』をはじめとする雪舟の複製作品7点や、一般社団法人白山令峰会の収蔵作品から、直原玉青の「自得六牛図」などが展示される。
この機会に会場へ足を運び、書画芸術の「今」に注目していただきたい。
雪舟国際美術協会についてはこちら
https://www.reijinsha.com/sesshu/
[information]
第30回記念雪舟国際美術協会展
・会期 2023年12月13日(水)~12月24日(日)※19日(火)は休館日
・会場 国立新美術館1C・1D
・住所 東京都港区六本木7-22-2
・時間 10:00〜18:00(最終入場は17:30まで)
・URL https://www.reijinsha.com/exhibition/2020/03/06/sesshu/