六本木・国立新美術館で「第29回 雪舟国際美術協会展」が開催される。
1994年から続くこの展覧会は、書画芸術の全国公募展。日本画・水墨画・書の3ジャンルの作品、総数236点を11日間に渡り展観する。
展覧会の見どころ
雪舟国際美術協会は、将来の日本の芸術を担うであろう美術系大学の学生たちの活動も支援しており、今回は、桜美林大学から7名、日本大学芸術学部から6名の学生も作品を出展。また、国宝の『四季山水図(山水長巻)』をはじめとする雪舟の複製作品7点や、一般社団法人白山令峰会コレクションから目にする機会の少ないチベット仏教の曼荼羅作品6点も公開される。
この秋公開された映画「線は、僕を描く」の影響もあり、若者からも水墨画への注目が高まっている。中国から伝わった白と黒の世界で色を感じさせる水墨画や日本独自の画材による様式美のある日本画、茶道や華道と同じ「道」という文字が付く書道。これら3つのジャンルを書画と総称するが、その伝統芸術は時代に呼応して変化し続けている。毎年多くの書画ファンが来場する、まさに「今」の書画が一堂に集うこの展覧会に、足を運んでみてはいかがだろうか。
雪舟国際美術協会についてはこちら
https://www.reijinsha.com/sesshu/
[information]
第29回 雪舟国際美術協会展
・会期 2022年12月14日(水)~12月25日(日)※20日は休館日
・会場 国立新美術館1C・1D
・住所 東京都港区六本木7-22-2
・時間 10:00〜18:00(最終入場は17:30まで)
・URL https://www.reijinsha.com/exhibition/2020/03/06/sesshu/