展覧会

塩田千春 つながるアイ

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会場:大阪中之島美術館 会期:9/14(土)〜12/1(日)

塩田千春《インターナルライン》画像

塩田千春《インターナルライン》2022年 写真:Anders Sune Berg ©JASPAR, Tokyo, 2024 and Chiharu Shiota

 

大阪中之島美術館5階展示室において、塩田千春の出身地・大阪では16年ぶりとなる大規模な個展、「塩田千春 つながるアイ」が開催される。会期は9月14日から12月1日まで。
本展では、大規模なインスタレーション作品を中心に、新作や国内未発表作品を含む絵画やドローイング、立体作品、映像などが展示される。

現在、ベルリンを拠点として国際的に活躍する塩田は、「生と死」という人間の根源的な問題に向き合い、作品を通じて「生きることとは何か」、「存在とは何か」を問い続けている。無数の糸を張り巡らせたインスタレーションは、場所や物に刻まれた人々の痕跡を「記憶」として捉え、それらを糸で編み込むことで「不在の中の存在」というテーマに向き合うもの。塩田は、かたちのない、現実に不在である「記憶」を確かに存在するものとして可視化し、真実に触れようとしている。こうした「記憶」は自分以外のものとの「つながり」によって形成されているのだ。

本展は、全世界的な感染症の蔓延まんえんを経験した我々が、否応なしに意識した他者との「つながり」に、3つの【アイ】−「私/I」「目/EYE」「愛/ai」を通じてアプローチしようというもの。それぞれの要素はさまざまに作用し合いながら、我々と周縁の存在をつないでいるといえる。インスタレーションを中心に絵画、ドローイングや立体作品、映像など多様な手法を用いた作品を通じて、本展は「つながる私」との親密な対話の時間となるだろう。

塩田千春《巡る記憶》画像

塩田千春《巡る記憶》 2022年 写真:Sunhi Mang ©JASPAR, Tokyo, 2024 and Chiharu Shiota

展覧会の見どころ

1. 新作や国内未発表作品を含む大規模なインスタレーション作品を展示
塩田千春の代名詞ともいえる、糸を使ったインスタレーション作品。 本展では約1,700m²、天井高6mの会場を舞台に、6点のインスタレーション作品が展示される。

2. 塩田千春の生まれ故郷・大阪での16年ぶりの大規模個展
国内のみならず、海外でも多数の展覧会を開催する塩田千春。本展は2008年以来、16年ぶりとなる地元・大阪での待望の大規模個展である。

3. 本展に寄せられたメッセージによる、インスタレーション作品を発表
本展への出展を目的に、「つながり」をテーマとするテキストメッセージが広く一般から募集された。これらを用いたインスタレーション作品が発表される。

ベルリンのアトリエ 画像

ベルリンのアトリエ

本展の開催にあたって、塩田は「生まれ育った大阪でこのような個展ができることが夢のようです。パンデミックを経て、多くの人との繋がりに気づくことができました。私たちは、いつも何処かで繋がっている。そんなことを再確認できる展覧会にしたいです。」と語った。

芸術選奨文部科学大臣新人賞(2008年)をはじめ、これまで数々の賞を受賞してきた塩田。南オーストラリア美術館(2018年)やアーマンド・ハマー美術館(2023年)など世界各地での個展のほか、国際展などのグループ展にも多数参加してきた彼女の力作の数々をお見逃しなく。

[information]
塩田千春 つながるアイ
会期 9月14日(土)〜12月1日(日)
会場 大阪中之島美術館 5階展示室
住所 大阪市北区中之島4-3-1
時間 10:00〜17:00(入場は16:30まで)
休館日 月曜日、9月17日(火)・24日(火)・10月15日(火)・11月5日(火)
※9月16日(月・祝)・23日(月・休)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開館
観覧料 一般:平日1,800円(土日祝2,000円)高大生:1,500円 中学生以下:無料
障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は当日料金の半額(要証明)。

TEL 大阪市総合コールセンター(なにわコール)06-4301-7285
※受付時間 8:00~21:00(年中無休)
URL https://nakka-art.jp/exhibition-post/chiharu-shiota-2024/

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