何気ない日常の残像を、レジンに封じ込め永遠の標本にする関紀子。東京・日本橋のREIJINSHA GALLERYで2度目となる彼女の個展が、7月14日(金)から開催される。
関はイギリスの現代美術家であるレイチェル・ホワイトリード(Rachel Whiteread, 1963-)の影響を受け、4~5歳から現在までの、心に深く刻まれた残像をレジンに封じ込める作品を発表している。それは、ある場所に漂っていた空気感や事物を小さく再構築することにより、その瞬間の心象を永遠に留める標本でもあるのだ。
過ぎゆく時間の中で自身の琴線に触れたものや瞬間を、作品によって共有する関。彼女の作品は、あなたの記憶と共鳴し様々な感情を呼び起こすはずだ。
涼やかに具象化された彼女の心象風景を会場で楽しんでほしい。
[Profile]
関 紀子 Noriko Seki
1997年
東京都生まれ
2020年
武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒業
2021年
個展「記憶の標本展示場」(REIJINSHA GALLERY/東京)
日本橋イーストアートプロジェクトサマーアートミーティング(REIJINSHA GALLERY/東京)
2022年
標本の王国(ranbu/大阪)
2023年
個展「琴線に触れるもの」(REIJINSHA GALLERY/東京)
現在、東京都にて制作
・REIJINSHA GALLERY作品ページ https://reijinshagallery.com/product-category/noriko-seki/
[information]
関紀子 琴線に触れるもの
・会期 2023年7月14日(金)〜7月28日(金)
・会場 REIJINSHA GALLERY
・住所 東京都中央区日本橋本町3-4-6 ニューカワイビル 1F
・電話 03-5255-3030
・時間 12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
・休廊日 日曜、月曜、祝日
・URL https://www.reijinshagallery.com