佐々木豊《薔薇》
山梨県にある韮崎大村美術館は、韮崎市名誉市民である化学者・大村智博士が長年に渡って蒐集してきたコレクションをもとに、2007年に開館した。同館は、近現代に活躍した日本の女性作家や洋画家・鈴木信太郎の作品、日本の民藝運動を伝える陶磁器を軸に、4,000点以上の作品を所蔵している。
この美術館では現在、企画展「薔薇－華麗に春－」が開催中だ。
花の女王といわれる薔薇は贈り物や鑑賞用として好まれ、日本では万葉集に詠まれるなど、古来より人々の心を捉えている。美術界に目を向けても、多くの作家がバラに魅了されその姿を作品に残しており、同館のコレクションにおいても、薔薇をモチーフにした作品は多いという。
本展では、そのコレクションの中から約30点が紹介される。芯のある揺るぎない強さや、鋭いまでに美しい姿など、薔薇から連想されるさまざまな魅力を楽しむことができるだろう。
金山桂子《赤いガラス花瓶とバラ》
関連イベント
ワークショップ「プリザーブドフラワー講座」
日程：4月21日（金）、4月22日（土）
時間：13:30〜15:30（受付：13:15〜）
講師：柴田 芽衣子（花と木の工房 メイフラワーズ・フラワーアレンジメント講師）
会場：韮崎大村美術館・螢雪寮
参加費：2,000円（材料費、入館料を含む）
対象：小学生以上（小学生は保護者同伴）
定員：各回10名 ※要予約・先着順
持ち物：はさみ、お持ちの方はピンセット（他、必要な材料は美術館が準備）
申込方法：お電話でお申込ください
[information]
薔薇－華麗に春－
・会期 3月4日（土）〜5月28日（日）
・会場 韮崎大村美術館
・住所 山梨県韮崎市神山町鍋山1830-1
・電話 0551-23-7775
・時間 10:00〜17:00（入館は16:30まで）
・休館日 水曜日 ※5月3日は開館
・観覧料 一般500円、小中高生200円
※韮崎市に在住・在学の小中高生は無料、障害者手帳を持参の方は本人と介護者1名無料
・URL http://nirasakiomura-artmuseum.com/