展覧会

化石ハンター展
ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣

会場:新潟県立万代島美術館 会期:6/25(火)〜9/23(月・振休)

化石ハンター展 ロゴ画像

歴史に名を残す化石ハンターの成果から
哺乳類の進化の秘密に迫る!

アメリカ自然史における探検家の代名詞的な存在であるロイ・チャップマン・アンドリュース(1884〜1960)の中央アジア探検100周年を記念して、「特別展 化石ハンター展 ~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」が、2022年の東京、2023年の大阪・名古屋に続いて、新潟県立万代島美術館に巡回中だ。会期は6月25日(火)から9月23日(月・振休)まで。

「化石ハンター」とは、探究心に富んだ抜群の行動力で貴重な化石を発掘・研究する挑戦者のことを指す。そんな彼らの活躍ぶりがわかる「化石ハンター展」は、この100年の間に「中央アジア」で発見された最新の研究成果について、恐竜や史上最大の大型哺乳類などの標本を含めた貴重な資料を通して紹介する科学展覧会だ。また、氷河時代の大型哺乳類の進化に関する「アウト・オブ・チベット」説を、世界初公開となるチベットケサイの全身骨格復元標本と生体復元モデルの展示を使って解説する。この展覧会は、次世代の化石ハンターを目指す人々にとって、心に強く響くメッセージとなるだろう。

タルボサウルス全身骨格 画像

タルボサウルス全身骨格 国立科学博物館蔵

音声ガイドで来場者をナビゲートするのは、古生物学者を夢見る女の子・エリコ(声:釘宮理恵)とハカセ(声:杉田智和)。また、展覧会グッズには、チベットケサイのぬいぐるみや、「PUI PUI モルカー」とのコラボアクリルスタンドなど、楽しい商品が盛りだくさんだ。

一部展示を除いて写真撮影が可能(動画撮影・フラッシュ・三脚・セルフィースティックは除く)。楽しい思い出づくりや、恐竜や哺乳類の歴史の勉強などのために、会場をぜひ訪れてみてはいかがだろうか。

 

展覧会の見どころ

1.100年前の大発見!

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ロイ・チャップマン・アンドリュース©American Museum of Natural History - Research Library

アンドリュースが伝説の化石ハンターとして歴史に名を残すきっかけとなった、1922年から1930年にかけての計5回のゴビ砂漠探検の成果を解説。また、少年時代からアメリカ自然史博物館に所属し、探検家となるまでの彼の軌跡や、彼と日本の意外なつながりなどについても紹介する。

2.世界の化石ハンターたち!

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恐竜の卵 群馬県立自然史博物館蔵

アンドリュースの探検から時を経て、彼に触発された各国の調査隊がゴビ砂漠へと向かい、数多くの新種の化石を発見した。アジアの大型肉食恐竜や日本・モンゴルの調査隊が発見した化石の数々を展示すると同時に、日本の化石ハンターの活躍も紹介する。

3.世界初公開! 超大型獣・チベットケサイの謎に迫る!

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チベットケサイ生体復元モデル 国立科学博物館蔵

哺乳類の進化の秘密に迫る新説、「アウト・オブ・チベット(※)」を解説。超大型獣「チベットケサイ」の全身復元骨格と生体復元モデルが公開されるのは世界初となる。
(※インド亜大陸とユーラシア大陸の衝突後、次第に高地化・寒冷化するチベットで、すでに生息していた哺乳類が寒冷環境に適応していき、氷河時代である更新世の到来とともにユーラシアの高緯度地域に散らばっていったという説。哺乳類の「進化のゆりかご」の一つとされる。)

 

関連イベント

●スペシャルトーク「解説!化石ハンターの秘密」
解説者:木村由莉(本展総合監修・国立科学博物館研究主幹)、三石佳那(BSNアナウンサー)
日程:7月28日(日) 11:00〜/14:00〜
場所:企画展示室
※要観覧券、申込不要

[information]
ロイ・チャップマン・アンドリュースの中央アジア探検100周年記念
「化石ハンター展 ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣」

・会期 6月25日(火)~9月23日(月・振休)
・会場 新潟県立万代島美術館
・住所 新潟市中央区万代島5-1 朱鷺メッセ内 万代島ビル5階
・時間 10:00~18:00(観覧券の販売は17:30まで)
・休館日 22日(月)、8月5日(月)、19日(月)、26日(月)、9月2日(月)、9日(月)
・観覧料 当日券:一般 1,800円(1,600円)/大学・高校生 1,500円(1,300円)/中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。
・TEL 025-290-6655
・URL https://kaseki.exhn.jp(展覧会)
https://banbi.pref.niigata.lg.jp(新潟県立万代島美術館)

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