展覧会

~ル・サロン2022 入選記念~
橋本陽子と青藍工房展

会場:銀座かねまつホール 会期:11/23(水・祝)~11/27(日)

藍染作家・橋本陽子の「ル・サロン2022」入選を記念する展覧会「橋本陽子と青藍せいらん工房展」が、銀座かねまつで開催される。
この展覧会では、入選作品の『上巳の渦』を含む額装作品23点に加え、掛軸やタペストリー、屏風、着物、帯、ロングドレスやストールなど、総作品数50点余りを展示。橋本の代表的な作品のほか、彼女が主宰する青藍工房で生まれた多彩な作品を楽しむことができる。

橋本陽子先生作品

《上⺒の渦》 屏風 110.0×90.0cm 第232回「ル・サロン2022」入選作品


──「ル・サロン」とは?

世界最古の公募展「ル・サロン」は、ドラクロワ、モネ、ルノワール、セザンヌなど、歴史に名を残す偉大な芸術家を多数輩出してきた格式高い展覧会。  ▷詳しく知りたい方はこちら

 

青藍工房青藍工房せいらんこうぼう
1971年、橋本陽子が徳島の自宅に
藍甕あいがめを設けて藍甕工房(青藍工房)を主宰。
以後半世紀に渡りユニークな藍染めで「阿波藍」の普及に努めている。現在、青藍工房は、徳島・蓼科・東京・宮古島にあり、橋本陽子の二人の娘や教え子たちにより蝋の伏せ方、染色の技術が受け継がれている。

Mail:info@seiran.art /URL:https://seiran.art


橋本陽子 Yoko Hashimoto

徳島市出身。1931年2月4日、建築家の父と商家の母のあいだに生まれる。終戦の時に受けた「日本の遺産的な文化を受け継いでいかねば」という教えが創作の根本となる。徳島県では、古くから藍作やその元となる藍染料「すくも」づくりが盛んで、徳島で作られた高品質な蒅は「阿波藍」と呼ばれ高く評価されている。藍は郷愁の色であり、日本人の心のふる里である「侘・寂・粋」を表現できると考えている。戦後、化学染料の興隆で廃れていく藍を憂いて、伝統的な藍染めではなく「藍ろうけつ染め」という新たな藍染めに挑戦。それが藍の普及にもなるという思いで作家活動を始める。以来、草花・木々・山・海などの自然を写生して図案化。筆を使ってデザインを自由自在に描き、染色を重ねることで藍の美しい濃淡を表現。絵画的かつ独特の作品を数多く生み出している。制作活動を始めてから50年間に、数十回の個展を開催し、現在に至る。

[information]
~ル・サロン2022 入選記念~ 橋本陽子と青藍工房展
・会期 2022年11月23日(水・祝)~11月27日(日)
・会場 銀座かねまつホール
・住所 東京都中央区銀座6-9-9(銀座かねまつ銀座6丁目本店 5F)
・電話 03-3573-5285
・時間 10:00~18:00(最終日は16:00まで)
・主催 青藍工房、株式会社MetaMoJi
・協賛 一般財団法人 初心
◎トークセッション 11月27日(日) 13:00~
橋本陽子本人が出演する映像で、藍染作家として歩んできた歴史を振り返りながら、藍染にかけた熱意や作品に対する思いなどが語られる。

error: このコンテンツのコピーは禁止されています。