アートを学ぶ

卒展を観に行こう!
京都芸術大学編
──卒業・修了展をアートフェアとして展開

 

学校法人瓜生山学園 京都芸術大学では、2022年2月5日(土)~2月13日(日)まで、瓜生山キャンパスにて「2021年度 京都芸術大学 卒業展/大学院修了展」が開催中だ。

個性豊かな作品の総数は、およそ800点!

同学の卒業・修了展会場は、大学生活を過ごしたキャンパス。80,000㎡を超える広大な敷地全体を「美術館」に見立て、学びの集大成である卒業・修了制作や研究成果の発表の場としている。         

外部の美術館を利用する展示とは異なり、キャンパスを駆使した展示では、教室や体育館、テラスなど様々なスペースの特性を活かした作品プランを練ることができ、柔軟で大胆な展示設営が可能となる。

学生たちがそれぞれ、学部の4年間・大学院の2年間に情熱を注いだ成果を自由に表現した、個性豊かな作品の総数は約800点。学内各所に展開される作品展示やパフォーマンスは、一日では鑑賞できないほどのボリュームだ。2010年度から始まったこの卒業・修了展の形式は、常に新しい表現を模索しながら進化し続けている。

卒業・修了展をアートフェアとして展開

卒業・修了展を「アートフェア」とみなし、展示作品を販売するのも同学の大きな特徴の一つ。その売上は、取り組み当初の約400万円から順調に増加し、2020年度の総売上は約1,150万円に達した。もちろんアートフェアの売上は、学生に100パーセント還元される。

京都芸術大学では、ファインアート系の学生を中心に自身の作品に「価格を設定する」指導をおこなうなど、アートと経済を結ぶ教育を推進している。世界と比較してアート市場が小さい日本だからこそ、若き才能とアート市場を早期に結びつけ、未来のトップアーティスト創出を目指しているのだ。

同学の卒業展には、多くのギャラリストやコレクターが若手アーティストと出会うために足を運ぶ。そのため、学生たちは自身の作品の前で美術関係者とディスカッションをおこない、アーティストやクリエイターとして生きていくために必要な多くのことを学ぶことができる。

京都芸術大学の敷地はかなりの高低差があるため、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめだ。山の上から望む京都の町並みを写真に収めてみるのもいいかもしれない。学生たちの活気あふれる会場で、彼らの集大成を存分に楽しもう!

[information]
2021年度 京都芸術大学 卒業制作展/大学院修了展
・会期 2022年2月5日(土)〜2月13日(日)
・会場 京都芸術大学 瓜生山キャンパス
・住所 京都市左京区北白川瓜生山2-116
・電話 075-791-9165​
・時間 10:00~17:00
・入場 無料
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、公式サイトの予約受付フォームにて要事前予約
・URL https://www.kyoto-art.ac.jp/sotsuten2021/

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