| 会場：ポーラ美術館 | 会期：2022/9/17（土）〜2023/1/15（日） |
パブロ・ピカソ《海辺の母子像》1902 年 油彩/カンヴァス
81.7×59.8cm ポーラ美術館 ©2022-Succession Pablo Picasso-BCF (JAPAN)
20世紀を代表する芸術家として知られるピカソも、かつては自分なりの表現を模索する駆け出しの画家の一人だった。彼は20歳の頃、悲しみを抱えた貧しい人々を青の絵具で描き、比類のない人間像を生み出した。生と死や貧困と向き合った若き日のピカソの絵画は、観る者の心を揺さぶるだろう。
この「青の時代」と呼ばれる原点を超えて、実験的なキュビスムの研究、さらに円熟期から晩年に至るまで、91年の生涯を通し制作意欲を持ち続けたピカソ。その絵画は没後半世紀を経てなお、生きた表現力を鮮烈に放ち続けている。
パブロ・ピカソ《葡萄の帽子の女》1913 年 油彩/カンヴァス 55.0×46.1cm ポーラ美術館
©2022-Succession Pablo Picasso-BCF (JAPAN)
国内でも屈指のピカソ・コレクションを誇るポーラ美術館とひろしま美術館によるこの共同企画展では、欧米の美術館の協力を得て深めた作品研究を元に、彼の制作プロセスに焦点を当てる。
両館のコレクションをはじめとする国内外の重要作とともに、最新の科学技術や作品研究の成果にも触れながら、20世紀の巨匠が遺した創造の軌跡を辿ろう。
[information]
ポーラ美術館開館20周年記念展
ピカソ 青の時代を超えて
・会期 2022年9月17日（土）～2023年1月15日（日）
・会場 ポーラ美術館 展示室1・3
・住所 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285
・電話 0460-84-2111
・時間 9:00～17:00（入館は16:30まで）
・休館日 会期中無休
・入館料 大人1,800円、シニア割引（65 歳以上）1,600円、大学・高校生1,300円、中学生以下無料
・URL https://www.polamuseum.or.jp/
この展覧会は、ひろしま美術館で開催予定。会期は2023年2月4日（土）〜5月28日（日）