映像の一瞬を切り取るように、登場人物の状況から心情までを高い画力で描き出す萩原亜美。彼女の個展が、2023年8月25日から9月8日まで、東京・日本橋のREIJINSHA GALLERYで開催される。同ギャラリーでは初となる個展のタイトルは、日本語で「⼿のひらサイズの物語」。これは「短編映画や情景のごく一場面を切り取ったような、手のひらに収まるくらいの物語」という意を込めてつけられたものだ。
《TWO MUFFINS》2023年
油彩/キャンバス 33.3×24.2cm
総合芸術である映画を幼い頃から愛してきた彼女は、“絵画の中で映画を撮ろうと考えた”という。特に近年は、画中に描かれる場面のシナリオや、登場人物のバックボーンまでも詳細に設定されている。それ故に、あたかも映画のワンシーンを思わせるドラマティックな描画が可能となるのだ。
会場では、ドローイング作品の他、作品をプリントしたアパレルも販売される。
オムニバス形式の映画を観るように、ぜひそれぞれの物語を想像しながら作品をご鑑賞いただきたい。
ドローイング作品 参考画像
萩原亜美のインタビュー記事はこちら
（2023.8.15公開号）頭の中の映画を描く
（2022.2.13公開号）Gates Art Competition – 人物部門 -グランプリ受賞作家
[Profile]
萩原 亜美 Ami Hagiwara
1998年
静岡県生まれ
2019年
グループ展「Bijo展」（ASAGI ARTS／東京）
個展「Deep Psyche」（清水港湾博物館フェルケール博物館／静岡）
2020年
静岡大学アート＆マネジメントコース卒業
めぐるりアート静岡 2020「箱の生活＋」“Life in the Boxes Plus”
（東静岡アート＆スポーツ／ヒロバ コンテナ・アートベース内ギャラリー及び外壁）
2022年
第1回Gates Art Competition人物部門 グランプリ受賞（Gates The Virtual Art City）
Gates Art Competition グランプリ受賞作家展 –萩原 亜美–（Gates The Virtual Art City）
2023年
個展「Palm-Sized Stories」（REIJINSHA GALLERY／東京）
現在、静岡県にて制作
[展示予定]
2023年12月12日〜12月17日 個展／東急PLAZA銀座 4階
Twitter @OscarSolanum
Instagram ami.storyboard
[information]
萩原亜美 Palm-Sized Stories
・会期 2023年8月25日（金）～9月8日（金）
・会場 REIJINSHA GALLERY
・住所 東京都中央区日本橋本町3-4-6 ニューカワイビル 1F
・電話 03-5255-3030
・時間 12:00〜19:00（最終日は17:00まで）
・休廊日 日曜、月曜、祝日
・URL https://linktr.ee/reijinshagallery