8月26日(金)から東京・日本橋のREIJINSHA GALLERYでは、「30の顔」(前期)が開催される。
REIJINSHA GALLERYでは恒例となった「30の顔」。
今回の「30の顔」では、選抜された画家30名を前期と後期に分けて、それぞれの作家が2点ずつ出展する。
同ギャラリーは、この展覧会について次のようなコメントを発表している。
「目は口ほどにものを言う」、「目にものを言わす」などといった、
我々が聞きなれたことわざや慣用句があります。
目と眉の状態や動きはまさに心情の表出なのでしょう。
言葉を使わなくとも意思を伝えられる、そんな顔の一部分なのです。
それを顕著に感じるのはマスク着用が日常的になり口元が見えない今ではないでしょうか。
心情や内面の表現が大切とされる人物画において、
全身の部位の中で最も重要なのが目や眉のある「顔」です。
そして嘘をつくと鼻がふくらむ、いやな気分になると口がへの字になるなど、
目と眉以外にも顔の中には心の状態を表現する部分があります。
もちろんこれは人間に限ったわけではありませんが。
さて、この展覧会はREIJINSHA GALLERYが銀座にあった頃の2015年に、
50名の画家が1点ずつ出展する「50の顔」として始まり、
7年にわたって実に多くの「顔」を紹介してきました。
その多くはご縁のあった方に迎えられ、家族の一員として日常を見守っている事でしょう。
絵を観る心のコンディションによって、絵の中の「顔」が若干違って見えることもあると聞きます。
それは心の鏡になっているのかも知れません。
今回の「30の顔」は選抜された画家30名を前期と後期に分け、
それぞれが2点ずつ出品するため実際は「60の顔」ともいえます。
表情の向こうに見える心情や、画家の制作意図などを汲み取りながら鑑賞していただければ幸いです。
日本橋大伝馬町から日本橋本町へ移転し、7月15日に新しくスタートをきったばかりのREIJINSHA GALLERY。このギャラリー恒例の展覧会が、新たな環境でどのような進化を見せるのか。とても楽しみだ。
■前期の出展作家(50音順)
青木香織/荒木名月/井上知美/片野莉乃/工藤大輔/蔵野春生/國府田姫菜
小筆夏海/顧洛水/外田千賀/寺野葉/中村勇太/秦絵里子/細川成美/牧田紗季
■前期の抽選販売申込期間
8月26日(金)12:00 ~ 8月31日(水)12:00まで
https://www.reijinshagallery.com
[information]
30の顔 前期
・会期 2022年8月26日(金)〜 9月9日(金)
・会場 REIJINSHA GALLERY
・住所 東京都中央区日本橋本町3-4-6 ニューカワイビル 1F
・電話 03-5255-3030
・時間 12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
・休廊日 日曜日、月曜日、祝日
なお、「30の顔」(後期)は、9月16日(金)から30日(金)までの日程で開催される。
■後期の出展作家(50音順)
青山幸代/いの上さや香/尾崎里樺/桑原理早/島﨑良平/下重ななみ/Tomoka Horaguchi
豊原聖一/新家未来/増田恵助/町田結香/松本実桜/三谷拓也/モリモトアツシ/山田彩加
■後期の抽選販売申込期間
9月16日(金)12:00 ~ 9月21日(水)12:00まで
https://www.reijinshagallery.com