Study：大阪関西国際芸術祭 全14種類のチラシ
大阪で1月28日（金）から2月13日（日）まで開催される「Study:大阪関西国際芸術祭」。これは、「アート×ヒト×社会」の関係をSTUDYしようとする芸術祭であり、グランフロント大阪や船場エクセルビル、釜ヶ崎芸術大学など複数の会場を舞台に展開される。
参考：鬼頭健吾《Inconsistent Surface》 撮影者：上野 則宏
大阪では3年後、2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）が予定されているが、これを契機にソーシャルインパクト（文化芸術経済活性化や社会課題の顕在化、SDGsなど）をテーマとした、世界最大級のアートフェスティバル「大阪関西国際芸術祭（仮）」を開催しようという気運が高まっている。「Study:大阪関西国際芸術祭」は、その大規模な芸術祭が実現可能かどうかをスタディするものだ。
参考：ウーカシュ・スロヴィエツ《ヤコブの階段》 2020年
「ヒトはなぜアートを見たいのか？」「アートは、アートに価値を見出さない人に何ができるか？」「アートは流行に消費されるか？」「アートは、社会問題に対して無力か？」など、大阪にアートという形をとった無数の疑問符が出現する17日間。それはいわば、アートに関して我々が当然と考えてきたあらゆる前提に（時には、考えることや口にすることを避けてきたテーマに）、厳しい問いを投げかける機会である。
参考：落合陽一《Re-Digitalization of Waves》 (c)Yoichi Ochiai
各会場で鑑賞可能な作品のアーティストは以下の通り。
【グランフロント大阪会場】
鬼頭健吾、奥中章人、淀川テクニック、笹岡由梨子
【船場エクセルビル会場】
落合陽一、林勇気、正直（小林椋 + 時里充）、NISHINARI YOSHIO（西尾美也 + kioku手芸館「たんす」）、河野愛、野田幸江、ミロスワフ・バウカ、木村リア、ヨアンナ・ライコフスカ、リリアナ・ゼイツ（ピスコルスカ）、釜ヶ崎芸術大学
【釜ヶ崎芸術大学会場】
コレクティヴ・ワスキ（ユリア・ゴラホフスカ、ヤゴダ・クフィアトコフスカ、下村杏奈）、ウーカシュ・スロヴィエツ、Our Sweet Home（森村泰昌（美術家）× 坂下範征（元日雇い労働者、釜ヶ崎芸術大学在校生））、詩人の部屋（谷川俊太郎）
Study：大阪関西国際芸術祭 ロゴ
今年1〜2月には大阪中之島美術館が開館（2月2日）し、その周辺のギャラリーが同時に展覧会を行なう「FESTART OSAKA」、「sanwacompany Art Award 2022」グランプリ展なども開催される。街がアート一色に染まる大阪を訪れ、「Study:大阪関西国際芸術祭」で、あなたなりの「アートはなぜ？」の答えを見つけてほしい。
アートフェアを同時開催する日本初の芸術祭
参考：アートフェア会場 イメージパース
「Study:大阪関西国際芸術祭」では、正式プログラムとして2月4日（金）から6日（日）までの3日間、グランフロント大阪 北館1F ナレッジプラザを会場にアートフェアが開催される。国内のトップギャラリーからアール・ブリュット団体、企業ギャラリーまで、20ギャラリーが出展。アートを観るだけでなく買うこともできる日本初の芸術祭だ。
【出展ギャラリー】
ACM Gallery（東京）/ ANOMALY（東京）/ Art of The Rough Diamonds（東京）/ アートコートギャラリー（大阪）/ ARTLOGUE（大阪）/ CAVE - AYUMI GALLERY（東京）/ 神戸元町 歩歩琳堂画廊（兵庫）/ gallery deux poissons（東京）/ Gallery OUT of PLACE（奈良）/ GALLERY TOMO（京都）/ gallery UG（東京）/ ギャラリーヤマキファインアート（兵庫）/ MARUEIDO JAPAN（東京）/ Nii Fine Arts（大阪）/ RICOH ART GALLERY（東京）/ タグチファインアート（東京）/ The Third Gallery Aya（大阪）/ 小山登美夫ギャラリー（東京）/ YOD Gallery（大阪）/ +1art（大阪）
Study：大阪関西国際芸術祭 ポスターイメージ
[information]
Study:大阪関西国際芸術祭
・会期：1月28日(金)～2月13日(日) ※会場によって会期や時間が異なる
・会場：大阪市内各所
A会場ーグランフロント大阪 北館1F ナレッジプラザ
B会場ーグランフロント大阪 うめきた広場
C会場ーグランフロント大阪うめきたSHIPホール
D会場ーグランフロント大阪 北館5F サンワカンパニー大阪ショールーム
（連携事業「sanwacompany Art Award2022」グランプリ展 同時開催）
E会場ー船場エクセルビル
F会場ー釜ヶ崎芸術大学（ゲストハウスとカフェと庭 ココルーム）
G会場ーkioku手芸館「たんす」
・入場料：1,000円（有料会場／船場エクセルビル）
チケットぴあ、イープラス、他で発売 https://www.osaka-kansai.art/ticket
・URL：https://www.osaka-kansai.art/
■アートフェア詳細「Study：大阪関西国際アートフェア2022」
・会場：グランフロント大阪 北館1F ナレッジプラザ
・日時：2月4日（金）ベルニサージュ（ご招待者限定）15:00～19:00
2月5日（土）～6日（日）パブリックビューイング 13:00～19:00 ※最終日は18:00まで
・入場料：2,500円（芸術祭共通券＝船場エクセルビル入場可）
チケットぴあ、イープラス、他で発売 https://www.osaka-kansai.art/ticket
※以上の情報は2022年1月27日現在の予定であり、新型コロナウィルス感染の拡大状況により変更される場合もある。