3月18日(金)から、東京・日本橋にあるREIJINSHA GALLERYでは初となる奥山鼓太郎展「うしろのうしろ」がスタートする。
奥山鼓太郎が“前景(主題)”として捉えているのは「うしろ」だ。
何かを描く上ことで自然と生まれてくる前景(主題)と後景(背景)。前景を前景たらしめるのは、後景の存在があるからこそであり、この二者は互いに互いを成り立たせる存在だ。奥山は全ての物体や事象が前景にも後景にもなり得るのだと考え、その関係性を追求し、描き続けている。
「うしろのこと」を絵画化して、背景を背景のままメインモチーフにしたいと考え制作しました。(中略)本作は色彩に影が落ちていることでその照らされているひと(前景=主題)を想起しながら、背景となる空間のみで画面を構成することで背景(うしろ)をモチーフとして見せる試みをしています。(奥山鼓太郎)
本展に付けられたタイトルは「うしろのうしろ」。本来は背景であるはずのものを“前景(主題)”として描いたとき、その「うしろ」には何があるのだろうか。タイトルが意味するものは何なのか、奥山作品からその答えを探ってみよう。
[information]
奥山鼓太郎展 うしろのうしろ
・会期 2022年3月18日(金)〜4月1日(金)
・会場 REIJINSHA GALLERY
・住所 東京都中央区日本橋大伝馬町13-1 PUBLICUS×Nihonbashiビル1F
・電話 03-5651-8070
・時間 12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
・休廊日 日曜日、月曜日、祝日
・URL https://www.reijinshagallery.com
・作家HP https://www.kotarookuyama.com